井川コーチクラス |「速く動く」より「重心を崩さず動く」 2026-09-18

今回の井川コーチクラスでは、重心管理、フットワーク、ポジショニング、ラケット準備をテーマにレッスンを行いました。

バドミントンでは、どうしても「もっと速く動かなければ」と考えがちです。

しかし今回のレッスンでは、単純なスピードよりも、重心を安定させたまま動き続けることの重要性を学びました。

姿勢、足の使い方、打った後の準備。これらを一つずつ整えることで、次の一球への反応は大きく変わっていきます。


大切なのは「体重移動」より「重心管理」

今回の大きなテーマとなったのが、重心の位置を安定させながら動くことです。

上半身だけを前へ倒したり、膝の曲げ伸ばしだけに頼ったりすると、身体の軸が崩れ、次の動作への移行が遅くなります。

低く安定した姿勢を保ちながら、足と股関節を使って動く。

この基本ができることで、相手に逆を突かれた時にも立て直しやすくなり、レシーブの安定にもつながります。


打った後に「2回ステップ」する

フットワークでは、「打ったら終わり」にしないための2回ステップを確認しました。

1回目は、自分が打った後に体勢を戻すためのステップ。

2回目は、相手が打つ瞬間に反応するためのステップです。

「打つ → 戻す → 相手に反応する」というリズムを身につけることで、次の一球への準備が早くなります。

速く走ることよりも、正しいタイミングで反応できる状態を作ることが重要です。


後ろへ下がる時は「寄せてから回る」

後方へのフットワークでは、大きく足を開いて回るのではなく、一度足を内側へ寄せて軸を作ってから回転する動きを練習しました。

身体の軸が整った状態で回ることで、動作がコンパクトになり、次の打球準備にもつながります。

特に意識したのは、膝が外側へ開き過ぎないこと。

股関節、臀部、内側の筋肉を使いながら身体を支えることで、安定した方向転換が可能になります。


ラケットは「手」ではなく「体幹」から準備する

ラケット準備については、手だけを先に動かすのではなく、身体の中心から動き始めることを確認しました。

体幹が先に動き、その動きにラケットがついてくる。

そうすることで準備が早くなり、ラケットワークにも余裕が生まれます。

手だけで合わせようとすると、重心がずれたり、打点までの距離が合わなくなったりしやすくなります。

身体全体を連動させることが、安定したショットにつながります。


「その場で2回ジャンプ」で打球後の癖を修正

今回の練習では、ドロップショットを打った後に、その場で2回ジャンプするドリルも行いました。

目的は、打った直後に不用意に前へ動いたり、重心を崩したりする癖を修正することです。

「打ったらすぐ前へ行く」のではなく、まずその場で体勢を整え、相手の返球に反応できる状態を作る。

シンプルな練習ですが、打球後の動きを見直すうえで非常に重要なポイントです。


速さよりも、再現性のある動きを

今回の井川コーチクラスでは、重心、姿勢、ステップ、回転、ラケット準備といった、プレーの土台となる動きを改めて確認しました。

派手なショットを増やすよりも、同じ姿勢、同じタイミング、同じ動きを繰り返せること。

その再現性が高まることで、速い展開でも余裕を持ってプレーできるようになります。

羽の學校では、これからも「どう打つか」だけでなく、「どう動くか」「どう準備するか」まで丁寧に確認しながら、実戦につながる技術を身につけていきます。


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