7月のGSTクラスでは、スマッシュ、ドライブ、ドロップ、レシーブを組み合わせた実践的なラリー練習を行いました。
今回の大きなテーマは、単に強いショットを打つことではなく、 「ミスを減らし、どうすれば点を取れるかを考えてプレーすること」です。
自分が打ちたい球を打つだけではなく、相手の位置や体勢を観察し、相手が嫌がるコースを選ぶ。 試合で勝つために必要な技術と考え方を、さまざまな実戦形式の練習を通して確認しました。
勝つための第一歩は「ミスをしないこと」
今回のレッスンで最も繰り返し強調されたのが、まず確実に相手コートへ返すことでした。
強いショットを狙っても、ネットにかけたりアウトにしたりすれば、その時点で相手の得点になります。 一方、多少緩い球でも相手コートへ返すことができれば、ラリーは続き、相手がミスをする可能性も生まれます。
大切なのは、最初から威力や厳しいコースを求めることではありません。
- まず確実に返す
- 次にコースの精度を高める
- そのうえで球の威力を加える
この順序を守ることが、安定したプレーへの近道です。
レシーブは「振る」のではなく「面を合わせる」
技術面では、スマッシュや速いドライブに対するレシーブを重点的に練習しました。
速い球に対してラケットを大きく引くと、シャトルへの反応が遅れ、ラケット面も不安定になりやすくなります。 さらに、フォロースルーが大きくなることで、次の一球への準備も遅れてしまいます。
そこで意識したのが、 シャトルの軌道にラケット面を合わせ、最短距離でコンパクトに当てることです。
自分から大きく振りにいくのではなく、相手の球の勢いを利用して返す。 この感覚を身につけることで、速い球に対しても安定したレシーブができるようになります。
さまざまな球速に連続して対応する
今回の練習では、長めのドライブから前に落とし、上がってきたシャトルをスマッシュするなど、複数のショットを組み合わせたラリーにも取り組みました。
速いドライブの直後に、ネット前へ落とされた遅い球へ反応する。 さらに、その返球から次の攻撃へ移る。
実際の試合では、同じ速さや同じコースの球だけが続くわけではありません。 球速や高さが変化する中で、
- 素早く構え直す
- 次の球を予測する
- 安定した体勢で返球する
ことが求められます。
今回の実践的なラリー練習では、こうした攻守の切り替えと次球準備を繰り返し確認しました。
「自分が打ちたい球」ではなく「相手が嫌がる球」を選ぶ
中級者以上がさらに上達するためには、ショットの選び方を変えていく必要があります。
自分が気持ちよくスマッシュを打てるかどうかではなく、
- 相手は今どこにいるか
- 相手の体勢は崩れているか
- どこへ打てば次の返球が甘くなるか
- どの球を打たれると相手が嫌なのか
を考えてプレーします。
例えば、相手が前に詰めていれば頭上を越す球が有効になり、後ろで構えていればネット前へのショットが効果的になります。
相手の動きを観察し、その状況に合ったショットを選択することが、試合の主導権を握ることにつながります。
強打だけに頼らず、プレーの幅を広げる
スマッシュは重要な攻撃手段ですが、すべての場面で強打する必要はありません。
ドライブ、ドロップ、クリア、プッシュなどを組み合わせ、相手に的を絞らせないことが大切です。
上から強く打つと見せて前へ落とす、速い球の後に緩い球を使うなど、ショットの速度や長さを変えることで、相手の足を止めたり体勢を崩したりできます。
一つの得意なショットだけに頼るのではなく、状況に応じた選択肢を増やすことが、より安定した得点につながります。
基本練習の質が、試合での差になる
上級者だからといって、特別な練習ばかりを行っているわけではありません。 フットワーク、素振り、レシーブ、ラリーなど、取り組んでいるメニューの多くは基本的なものです。
違いが生まれるのは、その練習にどのような意識で取り組んでいるかです。
ただシャトルを返すのではなく、
- ラケット面は安定しているか
- 次の準備ができているか
- 相手を動かす配球になっているか
- 試合ならどのような展開になるか
を考えながら繰り返すことで、同じ練習でも得られる成果は大きく変わります。
今回のまとめ
7月のGSTクラスでは、実戦形式の練習を通じて、試合で安定して点を取るための基本を学びました。
- 威力よりも、まず確実に相手コートへ返す
- レシーブは大きく振らず、最短距離で面を合わせる
- 打った後は素早く構え直し、次球を予測する
- 自分が打ちたい球ではなく、相手が嫌がる球を選ぶ
- 強打だけに頼らず、ショットの選択肢を増やす
「気持ちよく打つこと」から一歩進み、 どうすれば点を取れるのかを考えてプレーすること。
この意識の変化が、試合で勝つための大きな一歩になります。
羽の學校では、技術を身につけるだけでなく、その技術を試合の中でどのように使うかまで考えながら練習していきます。
次回のGSTクラスもぜひご期待ください。

