井川コーチクラス |「打ち方」だけでは勝てない 2026-07-03

今回の井川コーチクラスでは、ダブルスの戦術、レシーブ、ラケットワークをテーマに、試合で結果につながる考え方と技術を学びました。

今回のレッスンで印象的だったのは、「良いショットを打つこと」だけではなく、「その一球で次の展開をどう作るか」という視点です。

コースの選び方、パートナーとの連携、そしてラケットの使い方まで、一つひとつの技術が試合の流れと結び付けて解説されました。


パートナーが打った瞬間から次のプレーは始まっている

ダブルスでは、自分が打った後だけでなく、パートナーが打った後の動きも非常に重要です。

返球を予測し、一歩早くポジションを取ることで、ペア全体に余裕が生まれます。

「相手が打ってから動く」のではなく、「次に返ってくる場所を予測して先に動く」。

この考え方が、安定したダブルスにつながります。


相手を動かして、自分たちが有利な展開を作る

今回のレッスンでは、コートの横幅を使った配球についても詳しく学びました。

強打だけを狙うのではなく、ドロップやコース変更を織り交ぜながら相手を動かし、チャンスボールを引き出す。

試合では、一球で決めるよりも、相手を崩して次の一球で仕留める展開の方が再現性は高くなります。

「相手を打たせる場所まで考える」という戦術的な視点が印象的でした。


フォア側のレシーブを安定させる身体の使い方

フォアハンド側の深い球への対応では、フットワークと身体の向きを重点的に確認しました。

左足をしっかり踏み込み、身体全体をシャトルへ向けることで、安定したレシーブにつながります。

特に、フォア側はバック側より距離が遠くなりやすいため、一歩目の踏み込みが非常に重要になります。

単に返すだけではなく、相手を横へ動かして返球コースを限定させる考え方も学びました。


ラケットは「引く」のではなく「開く」

技術面では、ラケットワークについても新しい考え方を学びました。

ラケットを後ろへ引く意識ではなく、「手を開く」ことで可動域を広げ、遠いシャトルにも対応しやすくします。

また、肘や手首を同時に強く曲げるのではなく、適度な角度を保つことで、スムーズなスイングと安定したショットが可能になります。

身体の構造を理解した上でラケットを扱うことで、力に頼らない効率的なプレーが身についていきます。


「できているつもり」をなくすことが上達への近道

今回のレッスンでは、ヘアピンを打った後にフォームを2秒間止めて確認する練習も行いました。

自分では正しくできていると思っていても、実際にはフォームが崩れていることは少なくありません。

一度止まって確認することで、自分の感覚と実際の動きのズレに気付き、修正しやすくなります。

こうした積み重ねが、試合でも再現できる安定した技術につながります。


試合で活きる技術を身につけるために

今回の井川コーチクラスでは、ショットそのものだけではなく、「なぜそのショットを選ぶのか」「次の展開をどう作るのか」という考え方を学びました。

技術と戦術を結び付けて理解することで、試合での判断力は大きく向上します。

羽の學校では、これからも実戦で活きる考え方と技術を、分かりやすく学べるレッスンを続けていきます。


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