井川コーチクラス|「打った後」に差が出る 2026-04-24

今回の井川コーチクラスでは、前後のフットワーク、重心管理、ショット選択、そして「打球後の準備」をテーマにレッスンを行いました。

バドミントンでは「どう打つか」に意識が向きがちですが、実際のラリーでは「打った後にどう動けるか」がプレー全体の安定性を大きく左右します。

今回のレッスンでは、単なるフットワーク練習ではなく、次のプレーへ自然につながる身体の使い方や、前後の展開を整理する考え方を細かく確認しました。 


止まらずに動き続ける「ツーステップ」

レッスンの中心となったのは、「打って終わり」にしないためのツーステップ設計です。

ショットを打ったあと、一度止まってから次の動きを始めるのではなく、同じリズムのまま連続して動き続けることで、身体への負担を減らしながら次のプレーへつなげていきます。

特に重要だったのは、動きを一度に大きく行うのではなく、「小さく分割する」という考え方です。細かいフットワークによって、速い展開にも対応しやすくなり、疲労も軽減されます。


「前で取る」ための視線と身体の連動

今回のクラスでは、視線と身体の連動についても繰り返し確認しました。

シャトルを目だけで追うのではなく、視線・首・体幹・足運びを同時に切り替えることで、出足が速くなり、前でシャトルを捉えやすくなります。

また、「最後までシャトルを見る」という基本を徹底することで、打点が安定し、無理のない体勢でプレーできるようになります。

前で捉えられるかどうかは、単なる反応速度ではなく、“準備の早さ”によって決まります。


長さと角度でラリーを組み立てる

ショット選択については、「短く打てば良い」という発想ではなく、状況に応じて長さと角度を使い分ける重要性を学びました。

特にダブルスでは、短すぎる球は相手に前で触られやすく、逆に自分たちが苦しい展開になることもあります。

適度な長さを持ったロブやドロップを使うことで、相手を動かしながら自分たちの準備時間を作ることができます。

「長さは余裕を作る」という考え方は、非常に印象的なテーマとなりました。


怪我を防ぐための重心管理

レッスンでは、効率だけでなく安全な身体の使い方についても取り組みました。

着地時に重心を足の間に収めること、膝と身体の向きを一致させることなど、怪我を防ぐための基本を細かく確認しました。

特にフォア側へ追い込まれた場面では、無理な姿勢で踏ん張ることで膝や足首に大きな負担がかかります。

速く動くことだけでなく、「安全に止まれること」も重要な技術の一つです。


「次の一球」を準備する習慣

今回のクラスを通して繰り返し出てきたのは、「打った瞬間から次の準備が始まっている」という考え方でした。

良いショットを打つことだけではなく、その後にどの位置へ戻るのか、どの体勢で次を待つのかまで含めて、一つのプレーとして考えていきます。

羽の學校では、このように技術だけでなく、「なぜその動きが必要なのか」という部分まで整理しながら、再現性の高いプレーを身につけていきます。


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